惰性的飲酒習慣を自粛してみるテスト

37年(ほぼ毎日)飲み続けてしまった

1984年の4月に社会人になって、この3月で37年が経つ。

よく働き続けたなぁと思いつつ、それは同時に酒を飲み続けた歴史でもある。

学生時代から酒は好きではあったが、就職して地方で一人暮らしを始めてからはほぼ毎日飲みんだ。
おそらく飲まない日は年に数日、記憶している限りで最長の連続休肝日は、交通事故で鎖骨骨折して鎮痛剤飲んでた間の9日である。

もちろん健康診断の前日も、21時までなら飲食可ということでその時間まではふつーに飲んでいた。
そう考えると仕事をした日数より、酒のんだ日数のほうが遥かに多いw

因みに家で飲むときの量は、今も昔も缶ビール2本、プラス焼酎ロック2〜3杯っていう感じであまり変わっていない気がする。(外で飲むときは時間の許す限り飲むw)

まぁホントよく飲み続けたと思うが、それでも健康診断の数値(血液検査や血圧)も、大きく悪化することもなく、何も考えずに37年飲み続けてしまったという感じではある。(健康レベルを維持できたのは、大いにランニングを継続できたお陰なのは間違いないが、それについては今日は触れない)

体調と心境の変化

そんな私であるが、還暦を間近に控え、飲酒習慣が体調や生活に悪影響を与えている可能性についてしばしば考えるようになってきた。

特に顕著に感じるのが、睡眠の質が悪くなったこと。
もちろん単純に加齢による部分もあるのだろうが、それに飲酒が輪をかけて悪さをしている気がしてならない。
特に夜中のトイレの回数とか、熟睡度であるとか、睡眠中の口内環境であるとか、朝起きたときの爽快感とか。

それ以外にも、倦怠感や、体重の維持が難しくなったこと、はたまた気分の不安定さなど、いわゆる男の更年期的なもろもろが、習慣的な飲酒に起因しているような強迫観念にかられて仕方ない。

また飲酒が生活の質(quality of life, QOL)を下げているのではないかという思いもある。

若い頃は、仕事も忙しく家に帰り着くのが22時とか時には23時過ぎになって、遅めの晩飯を頂きながらの晩酌は良い気分転換かつ明日への活力になった。

しかしながら社会人生活も終盤を迎え、残業も余程のことがなければしなくなり、従って夜家に帰ってからの時間が長い。
それは自分の為に使える時間が増えたことを意味するのだが、19時頃から晩酌を始めてしまうと、結局はその後の時間を有意義に過ごせない。

恐らくこれが、一大決心をした一番大きな理由だ。

惰性的飲酒習慣を自粛してみるテスト

結論として、試しに毎晩のように晩酌する「習慣」をやめてみようと決意してみた。(あくまで「試しに」であるw)

もちろん、コロナ禍が収まれば仲間と飲みに行って楽しい酒を飲んだり、嫁さんと料理の美味い店で美味しい酒を頂いたりしたいし、家でも時々は気分転換にお酒を味わうことは、人生を楽しむためにもやめる気はない。(たぶん走ったあとの昼びう もやめないw)

要は惰性的に毎日飲む習慣をやめようということである。

で、(しつこいようだが「試しに」)昨日まで5日連続で酒を抜いてみた。 短い期間であるが、感じたことは以下のとおり。

  • 帰宅後、晩飯が終わるまでは飲みたい気持ちが強いが、とりあえずノンアルビールで凌いでいる(食後は殆ど飲みたい気持ちにはならない)
  • はじめの数日は、飲んだときに比べ入眠までに時間がかかったものの、寝入った後の睡眠の質はかなり高くなったと実感
  • 朝起きたとき、口の中がスッキリしている
  • 夜中のトイレの回数は減った気がする(2〜3回 ⇒ 1回〜2回)
  • 歯茎が締まった気がする
  • 夜、食後の時間が有意義に過ごせる(今のところ、読書とブログ書きくらいしかしていないが)
  • 朝ごはんが美味しい
  • 気のせいだとは思うが、個々最近悩まされ続けてきた、坐骨神経痛の症状が軽くなった

いまのところ良いこと尽くめなので、しばらくはテストを継続してみたいと思う。

大事なこと

「酒やめた」みたいなことを書いてしまったが、途中にも記しているように決して酒をやめたわけではなく、「末永く美味しいお酒を飲み続けるために、惰性的な飲酒を控える」のが、このテストwの趣旨である。

従って、(繰り返しになるが)コロナ禍が収まったらまたみなさんと楽しくお酒を飲みたいと思っているで、是非お誘い頂きたく、お願い申し上げます。
(もちろん私からもお誘い致します) f:id:tamu2822:20210218214141p:plain

何度目かのブログ再開(もう数えられないw)

ご無沙汰しております

2005年2月にランニング記録を中心にした雑記(日記?)として開始した本ブログ、2010年までは結構真面目(ほぼ毎日)アップしていたが、2011年の膝の故障、2015年の交通事故による鎖骨骨折等の不幸wを経て更新が徐々に鈍っていった。
その後、一時は「読書ブログ」として頑張ってはみみたものの、2017年秋に職場が変わったのを機に、忙しさにかまけてほぼ休止状態となり、そして2018年1月からは3年以上も完全に放置。

ホントすみません........って、誰に謝る必要がある訳でもないのだが、潜在的に何か書きたい願望は抱えつつも、逆に久々だからこそ良い記事・面白い記事を書かねばという気負いが邪魔をして、結局は何も書けずに時を空費してしまっていた。

そもそもブログって.....

このブログは当初「はてなダイアリー」というサービスを使ってスタートしたもので、サービスの趣旨そのものが「ダイアリー」であった。(現在は「はてなブログ」にサービスそのものが移行)
そして、そもそもこのブログ名が『「た」の日記♪』って....そう、これは実は日記だったのである。(大発見w)

ブログって言葉自体が”Web Log”(ウェブ上の履歴)からきている訳で、断続的ながらも15年の歴史のあるこのブログも、読み返してみれば立派な私のライフログだ。

という訳で、少し肩の力を抜いて、「いい記事を書こう!」ではなく、初心に帰り、自分のライフログをコツコツと記録していくことを目的として、ここに再スタートを切ろうと思った次第である。

今後の指針(大げさw)

日々の暮らしの中で、以下のような事柄を極力マメに掬い取って、記録していけたらと思っている。

  • このブログのそもそものメインテーマであったランニングの記録(これは私のライフワークかもしれない)
  • 読んだ本の記録、面白かった本の感想
  • PC関連やガジェットのトピックス
  • お気に入りのグッズやアイテムについて
  • 美味しかったお店・食事(含む自炊)
  • 楽しかったイベント(旅行やアウトドアライフ)
  • 気に入ったミュージシャンや楽曲について
  • その他生活の中で感じたこと・思ったこと などなど

歳とともに徐々に根気が続かなくなってきていることは切実に感じるが、今後は短い記事でも気にせず、細々とでもマメにアップしていきたいと思っている。

とはいえ注意すべきこと

本ブログ、一応は匿名ブログではあるものの、過去記事ではかなりプライベートを晒しているので、その気になれば私を特定することは容易であろう。
ましてやリンクしているツイッターアカウンではハンドルではあるもののアイコンは実写であるし、検索避けを掛け一応の不可逆性を担保しているもののFacebookは実名登録である。

というわけで、変なトラブルに巻き込まれないよう、このブログもリアルネームで発言しているのと事実上同じ状態であるとの意識を常に持って、常識的かつ節度のある言動を心がけて行かねばならないと強く思っている。
(いずれ、ツイッターFacebookと全く紐付けない、完全な匿名ブログもやってみたいとは思っているが)

まぁ私も半年後には還暦を迎える「いい大人」なので、そこはあまり心配していないのだが(嘘、とっても心配であるwww)。

【読書記録】2017年に読んだ本

2017年の振り返り

去年読んだ本は、冊数で105冊、ページ数 30,671ページ、価格計 182,108円.......因みに自分で買った本は2冊1,562円のみで、他の103冊は全て図書館で借りた。

もう少し文化にお金を落とさなきゃとかねがね思ってい入るのだが、如何せん小遣いの殆どが飲み代で消えてしまう (´・ω・`)

それはともかく、年間100冊を超えたのは初めてで、おそらくそれはブログでアウトプットしなかった分、インプットに集中できた.....ってことなのだと思う。

その反面、やはり読んだ内容や感想をアウトプットしておかないと、なかなか記憶に残らない=身についていない.....という実感は確実にあって、本エントリの末尾に105冊の明細を掲載しているが、ここにアウトプットしていたときに比べ全体的に印象が薄い感は否めない。

と、言うわけで、少なくとも今後、記憶に留めておきたい、自分の身にしたいと思えた本は、ここでキチンとアウトプットしておくよう努力したいと思う。

2017年ベストスリー

上記のとおり自分が怠けたせいで印象の薄かった昨年の読書だが、記憶を掘り起こして2017年ベストスリーを。

.....と、思ってリストを眺めたのだが、記憶の曖昧さのせいで、結局小説としての面白さ、完成度の高さというより、なんかしら一点でも記憶に強く残った箇所のある本ベストスリーになってしまった。

クドいようだがやはりアウトプットしておくことは大事である φ(..)メモメモ

本日も教官なり (小野寺 史宜)

本日も教官なり

本日も教官なり

豊士の教習車には今日もさまざまな人が乗り込む。カレシに飲酒運転をさせまいと教習所に通う佳世。就職先で免許が必要な大学四年の七八。孫娘の幼稚園送迎のため69歳で免許取得を目指すしの。彼ら教習生に対し紳士的に接することを心掛ける豊士。だが、それどころではなかった。17歳の娘が妊娠したというのだ。若い男女の教習生は、ついつい娘とその相手に見えてしまう。加えて現カノジョ・万由とは徐々に疎遠に。元妻・美鈴との再会がそれを加速させる!?どうなる、ロック中年・豊士!!
本日も教官なり | 小野寺 史宜 |本 | Amazonより

一言で表すと「中二病こじらせた中年のオッサンの奮闘記」といったところか。

われわれ中高年世代には、それなりに共感を呼ぶストーリー仕立てであり、また各章のタイトルが往年のロックの名曲になっているので、結構ノスタルジーを誘うので楽しく読むことができた。
ただ、人によっては上記中二病臭さが鼻についてしまうかもしれない。

個人的には、作中に「ロックのスローバラッドに名曲はないが、レイナード・スキナードの Tuesday's Gone だけは例外である」みたいな台詞があって、それだけでこの小説を読んだ価値があった。


Lynyrd Skynyrd - Tuesday's Gone

潮風エスケープ(額賀 澪)

潮風エスケープ

潮風エスケープ

高校生の深冬は、思いを寄せる優弥とともに、彼の故郷・潮見島へ向かう。島の伝統「潮祭」が開かれる夏のことだった。そこで出会ったのは祭の神女となる少女・柑奈。伝統に縛られる彼女の生き方に、深冬は疑問を覚える。さらに、優弥の思い人であった渚が島に現れ……。
それぞれの思いが交錯する時、十二年に一度の祭が幕を開ける――。大人と子供、自由と伝統、恋と友情に揺れる若者の叫びが胸をつんざく。この夏、最も心を揺さぶる青春小説!
潮風エスケープ | 額賀 澪 |本 | Amazonより

額賀澪は2015年のデビュー以来フォローしている若手作家だ。

感情や言葉を上手に切り抜いて、それをわかり易く、面白く、時に感動的に配して表現する技は、若さを感じさせない手練れ感と安定感があって、生きのいい新人が出てきたな......というのが第一印象

【読書記録】屋上のウインドノーツ(額賀澪)......絶賛売出し中の若手新人の佳作 - 「た」の日記♪

と、デビュー作について過去記事で言及したが、その後いまいち殻を破りきれないもどかしさがあった。

しかしながら今回は一皮むけたのかな?と思わされる迫力と緊張感のある小説に仕上がっている。

ま、未だ「恋愛」を書くのは下手だとは思うし、相変わらず性愛を表現することは(多分意識的に)避けているようだ。

そこら辺を克服できると、更にいい作家になれるとは思うのだが......

若手作家は書き続けることによって成長していくと思っているので、今後もコンスタンに書き続けて欲しい。

日蝕えつきる(花村 萬月)

日蝕えつきる

日蝕えつきる

天明六年、来るべき皆既日蝕を背景に起きた、男と女の残酷物語。暗黒の極限、無惨な生死を描いた、渾身の時代小説集。
女は軽井沢宿で飯盛女をしていたが、江戸に逃れて夜鷹となり、唐瘡に罹ってしまう―「千代」。歌舞伎の戯者になることを希う男児は、京から下り、希望とは裏腹に江戸の陰間茶屋で育てられることに―「吉弥」。貧乏長屋に住み、町芸者に入れ込んで借金を背負った浪人の男は、女房の不義密通を疑うのだが―「長十郎」。八丈島に住む娘は、御用船で送られてきた女犯僧らしき流人と懇意になる―「登勢」。濡れ衣の人殺しで入牢した男は、覚悟の準備をするのだが、そこで地獄の光景を目にし、自らも責問を受ける―「次二」。鬼気迫る五つの暗黒物語。
日蝕えつきる | 花村 萬月 |本 | Amazonより

上記の紹介文が全てで、これ以上特に書くことはない。

ダントツに昨年のベスト!

こんな世界観を淡々と描きあげる事のできる作家は、いま花村萬月をおいて他はないだろう。

なんの共感もないが、こういう小説を味わえるのが読書の醍醐味だと思う。

2017年読んだ本リスト

# 読了日  タイトル  評価  作者名  出版社 ページ数 価 格
1 01/02 明るい夜に出かけて ★★★★★ 佐藤 多佳子 新潮社 284 1,512
2 01/06 きのうの影踏み (幽BOOKS) ★★★ 辻村 深月 KADOKAWA/角川書店 266 4,720
3 01/14 これでいいのか千葉県千葉市 ★★★★ 小森 雅人 マイクロマガジン社 320 853
4 01/14 モンローが死んだ日 ★★★★ 小池 真理子 毎日新聞出版 504 1,944
5 01/17 タスキメシ ★★★★ 額賀 澪 小学館 301 1,404
6 01/20 青が破れる ★★★★ 町屋良平 河出書房新社 144 1,296
7 01/27 長いお別れ ★★★★★ 中島 京子 文藝春秋 263 1,674
8 02/04 少女は花の肌をむく ★★★★★ 朝比奈 あすか 中央公論新社 239 1,620
9 02/07 千日のマリア ★★★ 小池 真理子 講談社 274 1,620
10 02/11 刑罰0号 (文芸書) ★★★★★ 西條 奈加 徳間書店 351 1,836
11 02/19 鬼神の如く: 黒田叛臣伝 ★★★★ 葉室 麟 新潮社 311 1,728
12 02/22 ★★★★ 朝井 まかて 新潮社 347 1,836
13 02/26 赤へ ★★★★ 井上荒野 祥伝社 235 1,512
14 03/11 黄金の時 ★★★ 堂場 瞬一 文藝春秋 314 1,782
15 03/19 ままならないから私とあなた ★★★★ 朝井 リョウ 文藝春秋 252 1,511
16 03/23 残り者 ★★★★ 朝井 まかて 双葉社 280 1,620
17 03/30 最低。 ★★★★ 紗倉 まな KADOKAWA/メディアファクトリー 236 1,296
18 04/08 風かおる ★★★★ 葉室 麟 幻冬舎 280 1,728
19 04/20 サロメ ★★★★ 原田 マハ 文藝春秋 322 1,512
20 04/27 氷の轍 ★★★★ 桜木 紫乃 小学館 349 1,728
21 05/03 東京會舘とわたし(上)旧館 ★★★★★ 辻村深月 毎日新聞出版 285 1,620
22 05/03 東京會舘とわたし(下)新館 ★★★★★ 辻村深月 毎日新聞出版 285 1,620
23 05/05 眠れない夜は体を脱いで (文芸書) ★★★★ 彩瀬 まる 徳間書店 239 1,727
24 05/09 恋するハンバーグ 佃 はじめ食堂 ★★★★ 山口恵以子 角川春樹事務所 282 1,512
25 05/15 GOSICK GREEN ★★★★ 桜庭 一樹 KADOKAWA 304 1,188
26 05/19 メビウス・ファクトリー ★★★ 三崎 亜記 集英社 304 1,728
27 05/23 珠玉の短編 ★★★ 山田 詠美 講談社 258 1,619
28 06/06 ウォーク・イン・クローゼット ★★★★ 綿矢 りさ 講談社 258 1,512
29 06/06 あなたも眠れない ★★★★ 山口 恵以子 文藝春秋 261 4,914
30 06/08 西洋菓子店プティ・フール ★★★★★ 千早 茜 文藝春秋 254 1,458
31 06/13 君はレフティ ★★★★ 額賀 澪 小学館 317 1,511
32 06/18 少女奇譚 あたしたちは無敵 ★★★ 朝倉 かすみ KADOKAWA/角川書店 220 1,620
33 06/22 ツタよ、ツタ ★★★★ 大島真寿美 実業之日本社 288 1,728
34 06/26 イノセント ★★★★ 島本 理生 集英社 376 1,728
35 07/03 三の隣は五号室 ★★★★ 長嶋 有 中央公論新社 220 1,180
36 07/04 まっぷたつの先生 ★★★ 木村 紅美 中央公論新社 283 1,728
37 07/09 みかづき ★★★★★ 森 絵都 集英社 472 1,998
38 07/11 みやこさわぎ (お蔦さんの神楽坂日記) ★★★ 西條 奈加 東京創元社 238 1,620
39 07/13 歌姫メイの秘密 ★★★★ 伊藤 たかみ 講談社 234 1,620
40 07/15 アカガミ ★★★★ 窪美澄 河出書房新社 256 1,511
41 07/17 残花繚乱 (双葉文庫) ★★★★★ 岡部 えつ 双葉社 318 3,263
42 07/23 坂の途中の家 ★★★★★ 角田光代 朝日新聞出版 424 1,728
43 07/28 ドナ・ビボラの爪 下 ★★★★ 宮本 昌孝 中央公論新社 428 1,836
44 07/28 ドナ・ビボラの爪 上 ★★★★ 宮本 昌孝 中央公論新社 440 1,836
45 07/31 風のかたみ ★★★★ 葉室 麟 朝日新聞出版 248 1,619
46 08/04 嘘ばっか (Visual Books) ★★★ 佐野 洋子 マガジンハウス 179 1,258
47 08/04 ワン・モア ★★★★ 桜木 紫乃 角川書店(角川グループパブリッシング) 188 1,620
48 08/08 君の膵臓をたべたい (双葉文庫) ★★★★ 住野 よる 双葉社 328 720
49 08/08 バラカ ★★★★ 桐野 夏生 集英社 656 1,998
50 08/11 トコとミコ ★★★★ 山口 恵以子 文藝春秋 294 1,836
51 08/13 拳の先 ★★★★ 角田 光代 文藝春秋 540 2,376
52 08/18 ゆけ、おりょう ★★★ 門井 慶喜 文藝春秋 325 1,728
53 08/18 お春 ★★★★ 橋本 治 中央公論新社 235 1,511
54 08/23 奥様はクレイジーフルーツ ★★★ 柚木 麻子 文藝春秋 243 1,404
55 08/22 信長さまはもういない ★★★★ 谷津 矢車 光文社 245 1,511
56 08/30 ふたり天下 ★★★ 北沢 秋 河出書房新社 305 1,620
57 09/01 家族最後の日 ★★★★★ 植本 一子 太田出版 299 1,836
58 09/05 デトロイト美術館の奇跡 ★★★★★ 原田 マハ 新潮社 104 1,296
59 09/08 大きくなる日 ★★★★★ 佐川 光晴 集英社 264 1,620
60 09/11 横浜1963 ★★★★ 伊東 潤 文藝春秋 309 1,164
61 09/13 神剣 人斬り彦斎 ★★★ 葉室麟 角川春樹事務所 312 1,728
62 09/16 我ら荒野の七重奏 ★★★★ 加納 朋子 集英社 296 1,620
63 09/19 七人の敵がいる (集英社文庫) ★★★ 加納 朋子 集英社 366 670
64 09/21 まく子 (福音館の単行本) ★★★★★ 西加奈子 福音館書店 253 1,535
65 09/23 アノマリー 水鏡推理 ★★★★ 松岡 圭祐 講談社 338 2,052
66 09/25 望み ★★★★ 雫井 脩介 KADOKAWA/角川書店 352 1,728
67 09/27 遊園地に行こう! ★★★ 真保 裕一 講談社 354 1,620
68 09/30 九十九藤 ★★★★★ 西條 奈加 集英社 312 1,620
69 10/03 浮遊霊ブラジル ★★★★ 津村 記久子 文藝春秋 180 1,404
70 10/05 向田理髪店 ★★★★ 奥田 英朗 光文社 253 1,620
71 10/07 サブマリン ★★★★ 伊坂 幸太郎 講談社 274 1,620
72 10/09 司馬遼太郎」で学ぶ日本史 ★★★★★ 磯田 道史 NHK出版 134 842
73 10/12 カムパネルラ (創元日本SF叢書) ★★★★ 山田 正紀 東京創元社 293 1,944
74 10/14 強運の持ち主 (文春文庫) ★★★★ 瀬尾 まいこ 文藝春秋 262 540
75 10/16 手のひらの京 ★★★★ 綿矢 りさ 新潮社 220 1,512
76 10/17 海は見えるか ★★★★ 真山 仁 幻冬舎 207 1,620
77 10/22 日蝕えつきる ★★★★★ 花村 萬月 集英社 224 1,620
78 10/25 記憶の渚にて ★★★ 白石 一文 KADOKAWA/角川書店 489 1,579
79 10/26 羊と鋼の森 ★★★★★ 宮下 奈都 文藝春秋 243 1,282
80 10/28 太陽のパスタ、豆のスープ ★★★★ 宮下 奈都 集英社 250 9,961
81 10/31 スローバラード Slow ballad ★★★★ 小路幸也 実業之日本社 336 1,620
82 11/02 家康の遠き道 ★★★★ 岩井 三四二 光文社 350 1,836
83 11/04 銀河の通信所 ★★★ 長野 まゆみ 河出書房新社 261 1,512
84 11/06 ストロベリーライフ ★★★★ 荻原 浩 毎日新聞出版 351 800
85 11/07 クローバーナイト ★★★★★ 辻村 深月 光文社 337 1,512
86 11/09 アノニム ★★★★ 原田 マハ KADOKAWA 304 1,620
87 11/13 表現規制の文化史 ★★★★ 白田 秀彰 亜紀書房 240 3,598
88 11/15 その手をにぎりたい ★★★★ 柚木 麻子 小学館 206 1,404
89 11/17 今日はヒョウ柄を着る日 ★★★★ 星野 博美 岩波書店 176 1,512
90 11/21 鳳凰の船 ★★★★★ 浮穴 みみ 双葉社 248 1,620
91 11/26 ここは退屈迎えに来て ★★★★ 山内 マリコ 幻冬舎 239 1,620
92 11/24 La Vie en Rose ラヴィアンローズ 村山 由佳 集英社 288 1,620
93 11/27 私をくいとめて ★★★★ 綿矢りさ 朝日新聞出版 224 1,511
94 11/29 リストランテ アモーレ ★★★★ 井上荒野 角川春樹事務所 240 1,512
95 12/01 さまよえる古道具屋の物語 ★★★★★ 柴田 よしき 新潮社 407 1,727
96 12/05 今ひとたびの、和泉式部 ★★★★ 諸田 玲子 集英社 360 1,836
97 12/07 モップの精は旅に出る ★★★★ 近藤 史恵 実業之日本社 248 1,620
98 12/08 はむ・はたる ★★★★ 西條 奈加 光文社 216 1,512
99 12/12 水底フェスタ ★★★★ 辻村 深月 文藝春秋 368 1,543
100 12/14 政治的に正しい警察小説 (小学館文庫) ★★★★ 葉真中 顕 小学館 325 702
101 12/17 本日も教官なり ★★★★ 小野寺 史宜 KADOKAWA 296 1,620
102 12/19 潮風エスケープ ★★★★★ 額賀 澪 中央公論新社 333 1,512
103 12/21 銀の猫 ★★★★ 朝井 まかて 文藝春秋 332 1,728
104 12/25 千の扉 (単行本) ★★★★ 柴崎 友香 中央公論新社 270 1,728
105 12/26 本性 ★★★★ 黒木 渚 講談社 226 1,512
30,671 182,108

ブログ再開(何度目だよw)

ご無沙汰しておりました。

2016年10月6日以来、実に459日ぶりの新規エントリ。

その間、何をしていたのかといえば、(たぶん)真面目に仕事をしていた(と思う)。

昨年10月に職場が変わり(と言うか出向先が変わり)仕事の内容が90度位w変わってしまった。
その結果、新しい業務スキルの習得、環境の変化への対応、などなど色々とインプットしなければならないことが多く、ブログなどにアウトプットする余裕がなかったのだ。

.....というのは全くの後付の言い訳でしか無いのだが、いずれにしても、久々に書きたくなった......という次第で、またまたこのブログを再開することにした。(再開宣言、何度目か、数える気にもあらないw)

とは言え、当ブログは基本的にはランニングネタと読書ネタしかないので、まずは昨年のランニングの振り返りをもって、再開一発目のエントリとさせて頂く事とする。

地球一周目指そう!

昨年のランニングに関する唯一の話題は、2004年に走り始めて14年目にして、やっと累計3万キロを超えたことだろうか。

過去を振り返ると、2009年にフル3時間18分、ハーフ1時間28分を達成し、いよいよサブスリーに挑戦!!と意気込んだ途端に3年に渡る膝痛。
やっと復活したと思った直後の2015年には交通事故で鎖骨骨折という間の悪さについては、以下に纏めたとおり。

tamu2822.hatenablog.com

上記エントリに記したとおりに、その後大復活を遂げていれば格好いいのだが、(細かい経緯は面倒くさいので省くが)結局はその後レースに出るモチベーションもすっかり亡くし、月150キロのなんちゃってランナーに成り下がって今に至る....というのが現実である。


で、今後についてだが、体型は維持したいし、相変わらず走るのは楽しいので、取り敢えず地球一周(赤道面で40,075キロ)目指して頑張りたいと思う。

今のペースだとあと5年以上かかる計算になるが、その時には62歳......ちょうどいい目標ではないだろうか(笑)


今後、週2回くらいのペースで更新していきたいと思っている。
しばらくは去年ネタで糊塗して凌ぐ予定であるが、お暇な方はお付き合いいただければ幸いである。

【読書記録】さよならクリームソーダ(額賀澪).....デビュー作同様、実力の片鱗は感じることはできるが.....

リアルがバタバタしていて久しぶりのエントリになってしまった。 書かなきゃいけない読書記録が4本も溜まってしまったけど、ぼちぼち追いついていこうと思う (´・ω・`)


さよならクリームソーダ

さよならクリームソーダ

  Kindle版 ⇒ さよならクリームソーダ (文春e-book)

美大入学を機に上京した寺脇友親。同じアパートに住む才能豊かなイケメン先輩・柚木若菜を知るうちに、自分が抱える息苦しさの正体にも気づいてゆく。
松本清張賞作家25歳が描くリアルな涙。美大生たちの日々に満ちる輝きと不安が胸に刺さる --- 傑作青春小説。
さよならクリームソーダ | 額賀 澪 | 本 | Amazon.co.jp より

額賀澪は松本清張賞受賞作の「屋上のウインドノーツ」以来2冊目。

tamu2822.hatenablog.com

上記エントリで

感情や言葉を上手に切り抜いて、それをわかり易く、面白く、時に感動的に配して表現する技は、若さを感じさせない手練れ感と安定感があって、生きのいい新人が出てきたな......というのが第一印象。

と書いているが、今回も同様に、その実力の片鱗は十分に感じることが出来る。

反面、いまだデビュー作の延長線上に留まっており、まだまだ「潜在的な伸び代に期待」という表現を使わざるを得ない。

何が物足りないのか考えてみたのだが、よく言うところの「背景の隠れた物語」、即ち明示的に書かれていない、登場人物の歴史とかその背景の造り込みが弱いのでは?、と感じるところがいくつか見受けられた。

具体的には以下のとおり。

  • それぞれの登場人物はそれなりに魅力的に描かれているのだが、やや人物造形が甘い、もしくは浅い。(例えばダブル主人公のそれぞれの義姉妹である「涼」と「恭子」。 特に重要なサブキャラでありながら、書かれていない部分でのキャラ付けが弱いので、物語に深みが出てこない)
  • 同様に重要なな小説内の「事件」の背景が不明瞭もしくはピント外れ。 たとえば「友親と涼の事件」「三宅先生の作品の件」「明石先輩の事件」など、それぞれ当事者がどういう背景のもとにどんな思いでそう至ったのか、それを明示的に書く必要はないにせよ、作者が十分に煮詰めた想定の上に書いているとは思えない。(というか、読んでてそれが納得できる伝わり方をしていない)
  • そもそも主人公でなく、既に死んでしまった人間が最も印象強い登場人物になっているのもどうかと思う。 その時点でやはり両主人公の人物造形も弱いと言わざるを得ない。

あと、「屋上のウインドノーツ」でも思ったことだが、恋愛とか性愛を書くのに苦手意識があるように思える。(実際下手だと思うしw)

まだ若い作者なので、人生経験もこれから積むのだろうが、プロの作家が「経験がないので書けない」ではダメなので、そこは逃げずに正面から取り組んで欲しい。

やや厳し目のエントリになってしまったが、期待している若手作家なので、頑張って欲しいと思う。

【読書記録】EPITAPH東京(恩田陸).......恩田陸マニア以外にはあまり面白みのない作品

EPITAPH東京

EPITAPH東京

  Kindle版 ⇒ EPITAPH東京 (朝日新聞出版)

東日本大震災を経て、東京五輪へ。少しずつ変貌していく「東京」―。その東京を舞台にした戯曲「エピタフ東京」を書きあぐねている"筆者"は、ある日、自らを吸血鬼だと名乗る謎の人物・吉屋と出会う。
吉屋は、筆者に「東京の秘密を探るためのポイントは、死者です」と囁きかけるのだが...。
将門の首塚天皇陵...東京の死者の痕跡をたどる筆者の日常が描かれる「piece」。徐々に完成に向かう戯曲の内容が明かされる作中作「エピタフ東京」。吉屋の視点から語られる「drawing」。
三つの物語がたどり着く、その先にあるものとは―。これは、ファンタジーか?ドキュメンタリーか?「過去」「現在」「未来」...一体、いつの物語なのか。ジャンルを越境していく、恩田ワールドの真骨頂!!
EPITAPH東京 | 恩田 陸 | 本 | Amazon.co.jp より

作中戯曲(エピタフ東京)の"筆者による東京を中心とした都市をめぐるエッセイ的な部分(白い紙のページ)に、"吉屋"の独白的な部分(緑の紙のページ)と、戯曲としてのエピタフ東京の部分(紫の紙のページ)が所々に挿入される形式の、ある意味人気作家の意欲的挑戦作?的な小説?だ。

だがしかし、端的に言ってこの作品で作者が何を表現しようとして、それが作者的に成功したのか否かさえも想像し得ない....そう言わざるを得ない作品だ。

白い紙のページ = 都市をめぐるエッセイについては、なかなか読ませる部分もあるが、東京に土地勘のない人間が読んだら、面白さは半減だろう。(そういう意味では、映画「君の名は。」もそういう部分もあるかも)

緑と紫のページに関しては、前述のとおり何を目的としてこのような構成をとったのか、はっきり言って意味不明。

そしてラス前でゴジラ登場の無茶振りのあと、比較的味のあるラスト(紙の色は白)で〆たと思ったら、またまた何故ここでこれを書かねばならないのか???的なエピローグ。

申し訳ないが、恩田陸マニア以外にはあまり面白みのない作品だと言い切って問題ないと思う。

【読書記録】ドール(山下紘加).....装丁に騙された(笑)......が

ドール

ドール

  Kindol版 ⇒ ドール

僕はユリカを愛していたんです。愛なんです。先生とか、クラスの連中には、わからない愛。僕は真剣でした。真剣なことを、気持ち悪いなんて言わないで欲しい。時代を超えて蠢く少年の「闇」と「性」への衝動。
第52回文藝賞受賞作。
ドール | 山下 紘加 | 本 | Amazon.co.jp より

うーん.....これは重たい。

正直に言って装丁に騙された(笑)

性的嗜好の多様性は基本的には認めるし尊重する。(「性的嗜好」と「性的指向」は全く意味が違うので要注意!)

「狂気」や「心の闇」を描く小説も好きだ。

ただ上記に加え、「サイコパス」「中学生」「いじめ」などのワードが絶妙な加減に絡んできて、なんとも陰湿な小説となっている。

因みに作者は1994年生まれの弱冠21歳の女性......こういうストレートで容赦無い描写は若い女性ならではのものかもしれない。

氏のインタビューも興味深い。 magazine.moonbark.net

もちろん文藝賞受賞作だけあって、その筆致は確かなものがあり、決して奇をてらっただけの作品ではない。

読者に阿らない骨太の作品に、彼女のような若い作家が挑む姿勢は気持ちいいし、それを世に知らしめる意味で、純文小説にとって「賞」の存在はつくづく大事だと思う。

また違ったタイプの小説も読んでみたく、今後大いに期待のもてる新人の登場である。