ブログ再開(ワラーチ愛と鎖骨骨折とこれから)(長文注意)

'13年9月以来なので実に1年4ヶ月ぶりの更新(笑)


.......なんてツイートしてからも既に2週間以上が経っているのだが、間が空き過ぎていてなかなか再開するきっかけが掴めないでいた。(あ......「1年半以上」は嘘でしたw)

ホントは「完全復活だぜぇ!」.....ってのでブログ復活したかったし、数日前まである意味そのつもりだったのだが、とんだアクシデントで出鼻をくじかれた(笑)

ま、とは言っても、そろそろブログ復活させたかったのは事実なので、「た」のランニングの現状と、一昨日遭遇した下らないアクシデントの二本立て他でブログ再開とさせて頂きたい。

ランニングの現状

走れないジレンマ

更新が完全に止る前の最後のエントリ見てみると、かなり勇ましいこと書いているのだが、結局その後モチベーションを維持できず、フルとしては4年4ヶ月ぶりのエントリーだった'14年3月の「佐倉」も、「練習不足」という思い込みと、当日の雨でやる気を失いドタキャンDNS (´・ω・`)

レース前5週前から3週前までの3回連続でレースペースの30キロ走を3回踏む......という、これまでの成功体験に基づいた自分なりのルーティンがあって、これが幾つかの要因でできなくなっていた現状を、自分の中で上手く消化できずに、途方に暮れいていた時期だったのだと思う。


10年前にランニングを始めた頃は単身赴任の地方ぐらし......職住接近で走る時間はふんだんにあった。

5年間の単身赴任を終え千葉の自宅に戻った2009年も頑張って、この年の走行距離はは自己最高の3650キロ。
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ただ、外房の自宅から五反田の勤務先まで往復4時間少々......平日も3回位朝4時前に起きて1時間走る生活を送っていたので、仕事で少し帰りが遅くなっただけで睡眠4時間、飲んで帰れば睡眠3時間。
読んで字のごとく睡眠時間を削って走っていたわけで、そんなの長続きする筈もない。
結果、翌年2010年は仕事が忙しくなったのもあって走行距離は大幅ダウン。

そして2011年早々膝を故障して、その後のウダウダはこのブログに書いてきたとおり。

ワラーチとの出会い

膝痛からの脱却は2013年6月。

で、上記エントリに復活へのツールの一つとして記述のある「ビブラム ファイブフィンガーズ(VFF)モドキ」(笑)

これは海浜幕張のアウトレットで1999円(税抜き)で買ったもので、これはこれでベアフットの効用は感じていたのだが、いかんせん半分以上がゴム引きで覆われ、蒸れるて不快なことこの上ない (´・ω・`)
(走法は2012年11月にフォアフットに変えていた ⇒ 消極的走法変更 - 「た」の日記♪

本チャンもんのVFFの購入も考えたが、なんかその値段に比してあまりその佇まいがカッコ良く思えず、購入意欲がそそられない。(もちろん「モドキ」はもっとかっこ悪いw)

仕方なくその「モドキ」とランニングシューズの併用で、無理しない範囲の休日ランナーとして、休みが多い月は200~300キロ、仕事が忙しく休みの少ない日は100キロ少々をこなしてきたのだが、なかなかモチベーションを維持できず、結局は冒頭の「佐倉」DNSに至っている。

そんな中、ふとネットを彷徨っていてふと引っかかったのが「ワラーチ」!
最も詳しくまとまっているのが木村東吉氏の以下のサイト。

一発で「これかっけー!」ってなって、早速自作することにしてハンズで材料と工具を買ってきた♪

詳細は上記の東吉っぁんのサイトを参照いただきたいが、ビブラムシートを足型にそって切り抜き、上敷き(私の場合はウェットスーツ生地)を接着し一晩おいて、ポンチで穴開けて彫刻刀で切り込み入れたところに真田紐通して出来上がり.....材料代だけなら3000円程度だったと思うヽ(・∀・)ノ

で、こいつの初ランが2014年6月30日.......7月は脚を慣らしながら139キロ、そして8月はお調子にのってワラーチのみで310キロ踏んでみた♪

上記ツイートにあるとおり「走ることに少し興味を失いかけてたけど、コイツのお陰で、ホント何年かぶりに「走るのが楽しくてしょうがない」気持ちを思い出すことがでた」ってのはマヂ偽らざる気持ちだった。

その後は仕事もまた忙しくなり、150キロ前後しか踏めなかったが、ずっとワラーチオンリーで走り通し、2014年は5年ぶりに2000キロ走ることが出来た。

冬になって寒くなれば自然とランニングシューズに戻るのかなぁ......なんて漠然と思っていたのだが、ワラーチが快適すぎて、そして楽しすぎて、この1月までずっとこれで通してしまった(笑)

12月からは30キロ超のロングも定期的に取り入れ、1月も2回こなすことが出来たので......さて、秋にはワラーチでレースにも復帰すべく色々と目標と計画を立てていくか.....なんて、思っていたところにとんでもないアクシデントがwww

交通事故で肋骨骨折ヽ(・∀・)ノ

ここは明るい話題ではないので簡潔に書くが、一昨日の1月29日(木)出勤すべく6時前に家を出て、自宅を出て数分の交差点を青信号で渡っていたところ、前方不注意の右折車に2mほど押し倒された。

救急車で緊急病院に搬入され検査を受けたが、右鎖骨がポッキリ逝ってる以外は大丈夫だろうとのことですぐ帰された(笑)

加害者の方も誠意のある対応をしてくださっているし、警察による現場検証の際、目撃者の確認も取れたようなので、揉めることもなさそうなのが幸い。

2/1(月)に再度レントゲン検査を行って、手術するか等の判断をするそうだが、まる2日経過した本日現在、鎖骨固定帯で固定して安静にしていれば痛みも殆どなく、私としては手術しない治療を希望しようと思っている。

一応現在の状態を備忘録的に記録しておく

  • 前述のとおり鎖骨固定帯で固定して安静にしていれば殆ど痛みは無い
  • 鎮痛剤は毎食後3回
  • 右腕は手がギリギリ口の高さまで上がるか上がらないかの状態なので、箸で食事するのにかなり苦労する
  • 右手で箸より重たいものは持てない(コーヒーカップを持とうとするとかなりヤバい感じなので持たない)
  • 左手で歯磨きをするのはかなり難しい(要訓練w)
  • 立っている状態がいちばん楽、寝ている状態がいちばんキツイ
  • 就寝時は仰向けと、痛くない左下の横向きなら可能だが、無意識に寝返りがうてるわけでないので、辛いし眠りは浅い
  • 固定帯は外すとかなりキツいので、着替えるときとシャワー浴びる時以外は、就寝時も含め装着しっぱなし
  • 固定帯はかなりキツく締めているので、今はともかく痛みがひくに従ってかなり鬱陶しくなると思われる
  • 検査の終わった月曜午後より出社する予定だが、喋れて、PCが打てて、印鑑が押せればなんとかこなせる仕事なのでなんとかなるだろうw
  • ただ、背広の上着、一人で着ることは出来ると思うけど、脱ぐのはまだムリ.....大丈夫か?(笑)

さてこれから

実は一昨日のアクシデントに遭うまではこんなことを考えていた

  • ワラーチランのお陰で走る楽しみを取り戻せたし、12~1月で30~35キロ走も3回こなし、ほぼ復活宣言できるかな?
  • 目標としては、この秋、つくば辺りでフル復活、ワラーチでサブ4~3.5の間を目指し、来春にはワラーチでサブ3.5の達成♪
  • それは休日プラス・ワンで月200キロ程度の練習量で、計画的かつ効率よく達成させる
  • あわせて来春までにワラーチでウルトラ100ヽ(・∀・)ノ

まぁ、あくまで計画だが、そんかことを考えるのは楽しい時間だったし、たぶん再開ブログにはそんな目標を語っていたと思う。

それもこれも鎖骨骨折により元の木阿弥だが、狂ったのは「計画」だけで「目標」が変わった訳ではない

鎖骨骨折は人によって完治までの時間に差があるようだし、どの程度の時点から走って良いのかもまだ良くわかっていない。

今はただ、焦らずに治療に専念しようと思っている。

ワラーチについてもうひとこと

http://instagram.com/p/xst9J_tIKg/巷では密かにベアフットランニングがブームとなっている。(VFF、裸足、ワラーチ、ルナサンダル etc.)

なぜ「密かに」かというと、大手シューズメーカーの広告収入で成り立っているランニング雑誌が殆ど取り上げないからなのだが、まぁそんなことはどうでもいい(笑)

私はそんな中でたまたまワラーチという道具に魅せられてしまい、今後も(ラン復活したら)ワラーチ愛をここで語っていくことになると思うが、ベアフットランを広く人にオススメする立場は取るものではない。

私の場合は故障をきっかけとして「フォアフット着地」 ⇒ 「ベアフット」 ⇒ 「ワラーチ」 と流れ辿り着いた訳だが、これは「たまたま」自分にフィットしたというだけのことである。

故障してもキチンと復活して、ランニングシューズでどんどん記録を更新していく方も多いし、要は走力、体格や骨格、筋力、年齢、そして個人の嗜好(要はどんな自分をカッコイイかと思えるか)などにより、適切なフォームやギアは千差万別でいいと思うし、そうあるべきだと思う。


ワラーチを含むベアフットランは、その効用をネットを検索すればいくらでも出てくるし、万能のような書き方をしているようなサイトも多い。

しかしその反面リスクもたくさんある。

例えば同じ条件でフルマラソンを走るとしたら、ランニングシューズで走ったほうが遥かに楽に早く、そして安全に走れるだろう。

膝には優しい反面、当たり前のように足の裏や指の怪我のリスクは高い。

また、そもそもベアフットが合わない方もたくさん居るだろうし、そんな人にベアフットを強くおすすめすこともまた、とても危険なことであろう。

http://instagram.com/p/yT4BUQtICw/ただ私が、それを補って余る魅力をベアフットランという概念やワラーチという道具に感じているのは事実だ。

それでも若い方々には、最新のシューズを履いてガンガンPBを狙って行って欲しいと、自分の拙いながらも10年の経験の中で強く思うし、その為にPDCAを回しながら鍛錬を積み重ね一歩づつランナーとして強くなっていく経験をすることは、自分の人生に必ずやプラスになると思う。



最後、なんかウダウダと書いてしまったが、私のように50をかなり過ぎて、故障もしたけど、末永くランニングを楽しんでいきたいという方、自分の作ったギアで走ってみたい方.....そして、このブログのタイトルの背景を見てカッコイイと思った方(笑).......そんな方にはぜひ「ワラーチ」をお勧めしたい!